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【採用難を乗り越える】健康経営優良法人・くるみん認定で福利厚生を「投資」に変える方法

2026/06/03

「求人を出してもなかなか応募が来ない…」「福利厚生を充実させたいけれど、ただのコストになってしまい経営効果が見えない…」とお悩みの経営者や人事担当者の方は多いのではないでしょうか。

そんな課題を解決するカギとなるのが、「健康経営優良法人」「くるみん認定」の取得です。

これらの認定は、単なる名誉ではありません。上手く活用することで、求職者への強力なアピールとなり、今いる従業員の定着率を高め、さらには助成金や税制優遇といった実利にもつながります。本記事では、認定制度の概要から、採用力・定着力を底上げするための具体的な活用方法までを分かりやすく解説します。

1. 採用力に直結する2つの認定制度とは?

まずは、それぞれの認定制度がどのようなものか、簡単におさらいしましょう。

従業員の活力を高める「健康経営優良法人」

健康経営優良法人認定制度とは、従業員の健康管理を単なる自己責任とせず、「経営的な視点」で戦略的に取り組む企業を認定・顕彰する制度です。

  • 期待される効果:従業員が心身ともに健康で働くことで、組織が活性化し、生産性の向上や企業価値の向上につながります。
  • 特徴:大企業向けの「大規模法人部門」と、中小企業向けの「中小規模法人部門」に分かれており、企業規模に合わせた取り組みが評価されます。

子育てサポート企業の証「くるみん認定」

くるみん認定は、法律(次世代育成支援対策推進法)に基づき、従業員の子育て支援のための目標を達成し、一定基準を満たした企業を厚生労働大臣が認定する制度です。

  • 認定の種類:基本となる「くるみん認定」のほか、より高い水準の取り組みを行う企業向けの「プラチナくるみん認定」、新基準に合わせた「トライくるみん認定」、不妊治療と仕事の両立を支援する「プラス認定」など、企業の状況に応じたステップアップが可能です。

2. なぜ認定取得が「採用力・定着力」の強化になるのか?

求職者が企業選びで重視するポイントは、給与だけではありません。「長く安心して働ける環境か」「従業員を大切にしてくれる会社か」という点が厳しく見られています。

健康経営優良法人やくるみん認定を取得している企業は、国や公的機関から「働きやすい環境づくりに本気で取り組んでいる企業」というお墨付きを得ている状態です。客観的な評価があることで、求職者の不安を払拭し、「この会社なら安心だ」という強い動機付けになります。また、現在働いている従業員にとっても「会社から大切にされている」という実感につながり、離職率の低下(定着力の強化)に直結します。

3. 福利厚生を「コスト」から「経営の武器」に変えるメリット

「福利厚生はお金がかかるだけ」と考えていませんか?実は、認定を取得することで様々なインセンティブ(優遇措置)を受けることができ、福利厚生が経営を助ける「投資」に変わります。

くるみん認定で得られる主なメリット(優遇措置)

  • くるみん助成金:認定を受けた300人以下の中小企業に対し、上限50万円が支給されます(※令和9年3月までの予定)。
  • 金利引き下げ:100人以下の企業などが日本政策金融公庫の融資を利用する際、基準利率から引き下げられます。
  • 税制優遇など:賃上げ促進税制における税額控除率の上乗せや、公共調達(国や自治体の仕事を受注する際)での加点評価など、経営を後押しする制度が用意されています。

このように、従業員のための取り組みが、結果的に企業の財務面や事業機会の拡大にもプラスに働く仕組みになっています。

4. 「取得して終わり」にしない!効果的な活用方法

せっかく認定を取得しても、額縁に飾っておくだけでは効果は半減してしまいます。採用と定着にフル活用するためのポイントを2つ紹介します。

① 採用ツールで「認定マーク」を大々的にアピールする

認定を受けると、専用のロゴマークを使用できるようになります。これを求人票、自社の採用サイト、会社案内パンフレット、名刺、さらには自社の商品や広告などに積極的に表示しましょう。視覚的なアピールは、他社との大きな差別化要因になります。

② 社内への周知で従業員エンゲージメントを高める

外部へのアピールだけでなく、社内への周知も重要です。社内報や全体ミーティングの場で、「会社として皆さんの健康や子育てを本気でサポートしていく」というメッセージとともに認定取得を報告しましょう。会社の姿勢が伝わることで、従業員のモチベーションや会社への愛着(エンゲージメント)が高まり、定着率の向上につながります。

まとめ

人材不足が深刻化する現代において、「健康経営優良法人」や「くるみん認定」は、採用力と定着力を飛躍させる強力なツールです。

  • 福利厚生は単なるコストではなく、助成金や企業価値向上をもたらす「投資」になる
  • 国のお墨付き(認定マーク)が、求職者への最大の安心感につながる
  • 取得後は、求人票や社内広報で積極的に発信し活用する

「うちの規模では難しいのでは…」と諦める必要はありません。まずは自社でできる小さな取り組みからスタートし、認定取得を目指してみてはいかがでしょうか。

参考リンク