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MQ会計のススメ

2023/08/19

会社の財務状況をどのように把握されていますか?

MQ会計を使って要素に分解して、図で考えるとスッキリ分かりやすくなります。

基本形はこんな感じです。

ここで使う用語を先に抑えておきたいと思います。

P 価格(Price)

V 原価(Value)

M 粗利(Margin)

Q 数量(Quantity)

F 固定費(Fixed Cost)

G 利益(Gain)

ラーメン屋さんを例に考えてみましょう。

1杯1,000円のラーメンを提供しています。

このラーメン1杯を作るためにかかる原価(材料費)は、300円です。

かかる経費は、1日7万円とするとラーメンを何杯食べてもらわないといけないでしょうか?

これを文章や数字のみで考えると、頭を悩ませますが、図解すると以下のようになります。

左側の箱が、1杯当りで、右側が杯数を掛けた結果です。

そうすると100杯食べてもらってようやくトントンになるという計算です。

では、利益を10,000円残そうと思ったら何杯提供しないといけないでしょうか?

図のように115杯が必要ですね。

杯数が変わらないとしたら、1杯の単価をいくらにしないといけないでしょうか?

1杯1,100円にする必要がありますね。

このように売上は、単価×数量で計算されますので、単価と数量のそれぞれの側面から考える必要があります。

この他、利益を出すには、変動費(原価)を変化させることも考えられますし、固定費を変化させることも考えられます。

V(変動費)を削減した場合と、F(固定費)を削減した場合についてみていきます。

V(変動費)を削減することでも利益を出すことはできます。

G(利益)を出すには、どれくらいV(変動費)を削減しないといけないでしょうか?

V(変動費)を200まで下げないとG(利益)10,000円は出せません。

実に34%も削減しないといけません。

次にF(固定費)を削減する場合を見ていきましょう。

F(固定費)は、70,000円なので60,000円にすることでG(利益)10,000円を確保することができます。

これは、約15%の削減ということになります。

P(売上単価)は、1,000円を1,100円にアップさせればG(利益)が出ましたので、10%の値上げということになります。

Q(数量)は、100杯のところを114杯~115杯に増やす必要がありましたので、14~15%の数量アップということになります。

以上のように、このケースの場合で見ると、利益に対する感応度は、以下のような順番になります。

P(単価) > Q(数量) > V(変動費) > F(固定費)

これは変動費の率などのよって変わりますので、会社ごとによって異なります。

ただ、ほとんどの場合がP(単価)をアップさせることが、G(利益)に直結します。

みなさんの会社では、どの値を変化させるのが利益を出すための一番の近道でしょうか?

P(単価)を上げるのか!?

Q(数量)を上げるのか!?

V(変動費)を下げるのか!?

F(固定費)を下げるのか!?

これを決めるのが、経営者の意思決定です。

記事監修者

佐野 元洋

かなえ経営株式会社 代表取締役
焔(ほむら)綜合会計事務所 所長
税理士・ファイナンシャルプランナー(CFP)
奈良県中小企業家同友会所属 会内役職:副代表理事

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