MQ会計のススメ

会社の財務状況をどのように把握されていますか?
MQ会計を使って要素に分解して、図で考えるとスッキリ分かりやすくなります。
基本形はこんな感じです。

ここで使う用語を先に抑えておきたいと思います。
P 価格(Price)
V 原価(Value)
M 粗利(Margin)
Q 数量(Quantity)
F 固定費(Fixed Cost)
G 利益(Gain)
ラーメン屋さんを例に考えてみましょう。
1杯1,000円のラーメンを提供しています。
このラーメン1杯を作るためにかかる原価(材料費)は、300円です。
かかる経費は、1日7万円とするとラーメンを何杯食べてもらわないといけないでしょうか?
これを文章や数字のみで考えると、頭を悩ませますが、図解すると以下のようになります。
左側の箱が、1杯当りで、右側が杯数を掛けた結果です。
そうすると100杯食べてもらってようやくトントンになるという計算です。

では、利益を10,000円残そうと思ったら何杯提供しないといけないでしょうか?
図のように115杯が必要ですね。

杯数が変わらないとしたら、1杯の単価をいくらにしないといけないでしょうか?
1杯1,100円にする必要がありますね。

このように売上は、単価×数量で計算されますので、単価と数量のそれぞれの側面から考える必要があります。
この他、利益を出すには、変動費(原価)を変化させることも考えられますし、固定費を変化させることも考えられます。
V(変動費)を削減した場合と、F(固定費)を削減した場合についてみていきます。

V(変動費)を削減することでも利益を出すことはできます。
G(利益)を出すには、どれくらいV(変動費)を削減しないといけないでしょうか?

V(変動費)を200まで下げないとG(利益)10,000円は出せません。
実に34%も削減しないといけません。
次にF(固定費)を削減する場合を見ていきましょう。

F(固定費)は、70,000円なので60,000円にすることでG(利益)10,000円を確保することができます。
これは、約15%の削減ということになります。
P(売上単価)は、1,000円を1,100円にアップさせればG(利益)が出ましたので、10%の値上げということになります。
Q(数量)は、100杯のところを114杯~115杯に増やす必要がありましたので、14~15%の数量アップということになります。
以上のように、このケースの場合で見ると、利益に対する感応度は、以下のような順番になります。
P(単価) > Q(数量) > V(変動費) > F(固定費)
これは変動費の率などのよって変わりますので、会社ごとによって異なります。
ただ、ほとんどの場合がP(単価)をアップさせることが、G(利益)に直結します。
みなさんの会社では、どの値を変化させるのが利益を出すための一番の近道でしょうか?
P(単価)を上げるのか!?
Q(数量)を上げるのか!?
V(変動費)を下げるのか!?
F(固定費)を下げるのか!?
これを決めるのが、経営者の意思決定です。



