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令和9年4月1日から飲食料品の消費税が1%に?対象の商品名を一覧で解説

2026/11/04

「スーパーで買う食品は全部1%になるの?」「お弁当やお酒はどうなる?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

令和9年(2027年)4月1日から令和11年(2029年)3月31日まで、飲食料品の消費税率を国・地方合計で1%に引き下げる案が示されています。対象となる範囲は、原則として令和9年3月31日まで軽減税率8%の対象となっている飲食料品と同じ範囲です。

ただし、国税庁の特設サイトでは、この記事の内容は法案が国会で可決・成立した場合のものと案内されています。制度の確定前である点には注意が必要です。

結論:普段持ち帰って食べる食品の多くが1%の対象です

買い方・商品令和9年4月1日以後の予定税率
スーパーやコンビニで買う食品、飲料、持ち帰り弁当1%
店内の席で食べる外食、酒類、医薬品10%
定期購読の新聞8%

判断の基本は、「人が飲んだり食べたりするものを、持ち帰り・宅配などで販売するか」です。店内飲食のような外食は、食事の提供というサービスを伴うため、1%の対象にはなりません。

図で確認:1%になるもの・ならないもの

1%の対象になる予定1%の対象外
飲食料品
↓
米、パン、肉、魚、野菜、果物、牛乳、卵、お菓子、飲料、持ち帰り弁当、宅配ピザなど
酒類
店内飲食
ケータリング
医薬品・医薬部外品
食品以外とのセット商品で一定要件を満たさないもの

同じハンバーガーでも、テイクアウトなら1%の対象になる予定ですが、店内のテーブルや椅子を使って食べる場合は外食として10%となる予定です。

1%の対象になる具体的な商品名

次のような商品は、一般的に「飲食料品」に当たり、1%の対象になる予定です。

主食・加工食品

  • 白米、玄米、もち、パックご飯
  • 食パン、ロールパン、菓子パン、うどん、そば、パスタ、ラーメン
  • レトルトカレー、缶詰、冷凍食品、インスタント食品
  • 豆腐、納豆、こんにゃく、漬物、のり
  • しょうゆ、みそ、砂糖、塩、酢、食用油、ドレッシング

生鮮食品・乳製品

  • 牛肉、豚肉、鶏肉、ひき肉、ハム、ソーセージ
  • まぐろ、鮭、さば、えび、かに、しらす、干物
  • キャベツ、トマト、じゃがいも、玉ねぎ、きのこ類
  • りんご、バナナ、いちご、みかん、ぶどう
  • 牛乳、ヨーグルト、チーズ、バター、卵

お菓子・飲み物

  • チョコレート、ポテトチップス、せんべい、クッキー、アイスクリーム
  • ケーキ、プリン、ゼリー、和菓子
  • ミネラルウォーター、炭酸水、ジュース、お茶、コーヒー飲料
  • ノンアルコールビールテイスト飲料や甘酒のうち、酒類に当たらないもの

持ち帰り・宅配の商品

  • コンビニ弁当、おにぎり、サンドイッチ、総菜
  • スーパーの寿司、揚げ物、サラダ、焼き鳥
  • テイクアウトの牛丼、ハンバーガー、フライドチキン、ピザ
  • 出前・宅配の弁当、ピザ、すし、仕出し弁当

容器、割り箸、スプーン、ストローなどが食品の販売に通常必要なものとして付いている場合は、原則として食品と合わせて1%の対象になる予定です。

1%にならない代表例

酒類

ビール、発泡酒、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー、チューハイなどの酒類は、1%の対象外です。酒税法上の酒類に当たるみりんや料理酒も対象外となるため、商品の表示を確認すると安心です。

店内で食べる外食

レストラン、居酒屋、カフェ、フードコートなどで、店側が設けたテーブル・椅子などを利用して食べる場合は外食に当たり、10%となる予定です。

商品・場面予定税率
コンビニのおにぎりを持ち帰る1%
コンビニのイートイン席で食べる10%
ハンバーガーを持ち帰る1%
ハンバーガー店内で食べる10%
宅配ピザ1%
レストランで食べるピザ10%

医薬品・医薬部外品

栄養ドリンクでも、医薬品または医薬部外品として販売されるものは1%の対象外です。一方で、食品として販売される栄養補助食品や健康食品は、一般に飲食料品として扱われます。

おもちゃ付きなどのセット商品

おもちゃ付きのお菓子など、食品と食品以外のものを一体で販売する商品は注意が必要です。税抜価格が1万円以下で、食品部分の価額が全体の3分の2以上などの要件を満たす場合に限り、全体が飲食料品として扱われます。要件を満たさなければ10%となる予定です。

新聞は1%ではなく8%です

定期購読契約に基づき週2回以上発行される新聞は、現在の軽減税率8%の対象ですが、今回の飲食料品の1%への引下げ対象には含まれません。したがって、予定どおり制度が実施されても新聞は8%です。

買い物で迷ったときの確認ポイント

  1. 人が食べたり飲んだりする商品かを確認します。
  2. 酒類ではないかを確認します。
  3. 持ち帰り・宅配か、店内飲食かを確認します。
  4. 食品以外のものとのセットではないかを確認します。
  5. レシートや値札に表示される税率を確認します。

なお、税率が1%になっても、商品の本体価格をいくらに設定するかは事業者の判断です。そのため、税率引下げ分と同額だけ販売価格が下がるとは限りません。

まとめ

令和9年4月1日から令和11年3月31日までの2年間、飲食料品の消費税率を1%に引き下げる案では、対象範囲は現在8%となっている飲食料品と基本的に同じです。

  • 1%の予定対象:米、肉、魚、野菜、果物、飲料、お菓子、弁当、テイクアウト、宅配など
  • 10%の予定対象外:酒類、店内飲食、ケータリング、医薬品・医薬部外品など
  • 8%のまま:一定の定期購読新聞

制度は、令和8年(2026年)10月20日時点で、法案の可決・成立を前提とする案内です。買い物の際は、制度開始前後の国税庁の最新情報と、店舗のレシート表示を確認しましょう。

参考資料

記事監修者

佐野 元洋

かなえ経営株式会社 代表取締役
焔(ほむら)綜合会計事務所 所長
税理士・ファイナンシャルプランナー(CFP)
奈良県中小企業家同友会所属 会内役職:副代表理事

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