会社の財務状況をどのように把握されていますか?
MQ会計を使って要素に分解して、図で考えるとスッキリ分かりやすくなります。
基本形はこんな感じです。
ここで使う用語を先に抑えておきたいと思います。
P 価格(Price)
V 原価(Value)
M 粗利(Margin)
Q 数量(Quantity)
F 固定費(Fixed Cost)
G 利益(Gain)
(例)ラーメン屋さんを例に考えてみましょう。
1杯1,000円のラーメンを提供しています。
このラーメン1杯を作るためにかかる原価(材料費)は、300円です。
かかる経費は、1日7万円とするとラーメンを何杯食べてもらわないといけないでしょうか?
これを文章や数字のみで考えると、頭を悩ませますが、図解すると以下のようになります。
左側の箱が、1杯当りで、右側が杯数を掛けた結果です。
そうすると100杯食べてもらってようやくトントンになるという計算です。
では、利益を10,000円残そうと思ったら何杯提供しないといけないでしょうか?
図のように115杯が必要ですね。
杯数が変わらないとしたら、1杯の単価をいくらにしないといけないでしょうか?
1杯1,100円にする必要がありますね。
このように売上は、単価×数量で計算されますので、単価と数量のそれぞれの側面から考える必要があります。
この他、利益を出すには、変動費(原価)を変化させることも考えられますし、固定費を変化させることも考えられます。
この辺りは、次回以降に見ていきたいと思います。