皆さん、SDGsについてご存じでしょうか?
SDGsについて取り組んでいる企業や、国を挙げての活動も行われているため、ポスターなどを街で見かけたことがあるという方も多いと思います。
既に欧米などでは「SDGsへの取り組み」が消費者や投資家の間で、企業の価値を決める物差しになっています。
徐々にその流れが日本にも来ている中、SDGsについて詳しく知らないことは企業にとって命取りになるかもしれません。
今回はそんなSDGsの現状について解説していきます!
SDGsについて
そもそもSDGsとは何なのでしょうか?
SDGsとは2015年の国連サミットで採択された、「持続可能な開発目標」のことです!
2030年までに達成する目標が定められており、17のゴールと169のターゲットから構成されています。
貧困・教育・企業成長・ジェンダー・自然など様々なゴールがあり「誰一人取り残さない」というテーマを掲げています。
詳しくは外務省が公表している、
「SDGsの概要及び達成に向けた日本の取組」という資料をご覧ください!
SDGsの認知度
様々なメディアで耳にするSDGsですが、日本の中小企業では実際、どのぐらい認知されているのでしょうか?
独立行政法人中小企業基盤整備機構によって行われたアンケート調査によると、
製造業・卸売業・情報通信業など全7業態における結果は、
「よく知っている」:6.5%
「ある程度知っている」:40.6%
と約半数の企業がSDGsについて知っていると回答していました。
中でも情報通信業に関しては「よく知っている」が11.0%とかなりリテラシーが高いことがうかがえます。
⇓アンケート調査についてはこちら⇓
SGDsの取組状況
次に実際の取り組みについてはどうなんでしょうか?
「現在すでに取り組んでいる」:11.6%
「現在は取り組んでいないが、今後は取り組んでいる予定である」:19.0%
と、取り組みについては全体の30%という結果になりました。
認知はしているものの、実際に取り組みに至っていない企業が多くみられますね!
SDGs導入の目的
実際に取り組んでいる企業ではどういった目的で行っているのでしょうか?
アンケート調査の結果、
- 企業の社会的責任
- 企業イメージの向上
- 従業員のモチベーションの向上
- 新たな製品・サービスの開発
が上位の結果となりました。
まとめ
いかがでしょうか?
世界的にSDGsが企業価値の物差しとなっている中、日本でも既に中高生の間では一般常識と化しつつあります(2021年のアンケート調査※で「知っている」が約70%)。
今後の投資や売り上げ、採用にも大きくかかわってくるであろうSDGs。
成長発展の一つとして、今から検討してはいかがでしょうか?
※「高校生のSDGsに関する認知・行動調査2021を発表」by PRTIMES