さて今日は、採用活動についての統計を確認したいと思います。
転職者の募集・応募について
人材採用において、自社に適した人材や欲しいと思っている人材を確実に採用できるとは限りません。
採用活動についての統計を基に、適した採用とは何か考えていきましょう。
ハローワークを用いた採用の低下
令和2年、厚生労働省によって企業向けに「転職者の募集方法」についてのアンケート調査が行われました。
その結果、
- ハローワーク等の公的機関
- 縁故(知人、友人)
- 会社説明会
の3つの手法が2015年に行われた同じ調査よりも減少しているという結果になりました。
しかし、「ハローワーク等の公共機関」を用いた採用は57.8%と依然と高い水準にあります。
次いで、「求人サイト・求人情報専門誌、新聞、チラシ等」のメディアを用いた採用、「縁故」となっています。
求職者は求人サイトを利用!?
次に転職者がどのような媒体を用いて転職活動を行っているか見ていきましょう。
こちらも厚生労働省によってアンケート調査が行われており、最も大きい割合を占めたのは「求人サイト・求人情報専門誌、新聞、チラシ等」のメディアを用いた転職活動となっています!
こちらは前回調査より15.2%増加しているのに対し、求職者側でもハローワークの利用率が -7.0%と減少傾向にあります。
まとめ
タイトルに、求人・採用活動と書きましたが、求人と採用は完全にイコールでなないと思っています。
採用は、字の通り人材を募集し、採用するための活動です。
しかし、求人は(もちろん採用を伴うことも意味しますが)、実際の採用をしていない期間においても求職者や社会に対して、自社がどんな会社であるかどんな職場環境であるかを周知し続ける活動ではないかと考えています。