先日、菅内閣が発足しました。
菅総理は総理就任前に、日本の中小企業の労働生産性の低さを問題視されていました。
おそらく、政策的にもここを重視される可能性は高いでしょう。
そこで!
今回は、「労働生産性」についてお話させていただきたいと思います!
- 労働生産性とは?
- 本当に低いの?
- 上げるにはどうすればいいの?
1労働生産性とは?
そもそも生産性とは、インプット(投入)に対するアウトプット(産出)を意味しますので、
これに労働がつくと、労働者が投入した労働時間で生み出した付加価値ということになります。
わかりやすく言うと、労働者一人が1時間当たりに、稼ぎ出す付加価値(誤解を恐れず言うと粗利)ということになります。
これを人時(にんじ)生産性とも言います。
「労働生産性が高い」ということは、
「少ない労働で多くの利益を出せる」
ということなので、従業員のモチベーションもあがり、会社も大きく成長します!
2本当に低いの?
事業・規模ごとに分けて労働生産性をグラフにしてみました。
※資料:総務省・経済産業省「平成28年経済センサス‐活動調査」再編加工
(注)数値は、上位10%と下位10%の値の差分を示している。
上記のグラフは、経済センサスの数値をベースにしていますので、付加価値の金額は、
営業利益+給与総額+租税公課を採用しています。
業種によってばらつきはあるものの、全体的に中小企業の労働生産性が低いことが見て取れますね。
3上げるにはどうすればいいの?
労働生産性を上げるには大きく分けて2つの方法があります!
①投入する労働時間を減らす
②付加価値を高める
です!
しかし、労働生産性を上げるために労働時間を減らしたが、付加価値も同様に減少してしまったのでは全く意味がありません。逆もしかりです。
それではどのようにして上記の目標を達成すればよいのでしょうか?
①を達成するためには、同じ作業をするのにもっと効率よくできないかや機械化、自動化することなどが考えられます。
近年はIT技術が発達しており、様々な自動化ツールなどが普及しています。
「ITツールを導入したことで、生産性が上がった!」
「社員の労働の手間を減らすことができ、もっと効率よく働けるようになった!」
といった声を耳にすることが多くなりました!
しかも、現在はIT導入補助金というものがあり、ITツールを導入する際に費用の負担を抑えることができます!
当サイトでも、過去に「ITツールについて」や「IT導入補助金」について紹介させていただいたので、是非ご覧ください!
②を達成するためにはより高い値段で販売するか、原価を下げる工夫をする必要があります。
同じ商品やサービスで単なる値上げをしても顧客が離れてしまうだけなので、品質を高める戦略、戦術が必要になります。
これには「マーケティング」という知識が必要となってくるため、気になった方は是非調べてみてください!
弊社でも、bixidというITツールを支援しており、IT導入補助金もお使いいただけます!
bixidを導入することで生産性が上がったとのお声を頂くことが多々ありますので、是非お気軽にご相談下さい!
これまで見てきたように、規模や業種によっても労働生産性には、バラツキがあります。
しかし、中小企業全般に生産性が低いことも確かです。
生産性を高めないと生き残りも難しいですし、人材の確保も困難になってきます。
付加価値を高める努力をしていきましょう!