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消費税の「外税」「内税」「別記」の違いとは?会計入力の基礎知識

2026/04/02

日々の経理業務で会計ソフトに入力する際、「外税」「内税」「別記」といった消費税の区分で迷ったことはありませんか?

「レシートには内税と書いてあるけれど、会計ソフトではどう選べばいいの?」
「別記って何?」

こうした疑問は、消費税の「経理方式」を理解することで解決できます。この記事では、国税庁の情報を基に、消費税の会計入力における基本的な考え方と、それぞれの違いについて分かりやすく解説します。

会計入力の「外税・内税」は「経理方式」で決まる

会計ソフトで見かける「外税」「内税」という区分は、基本的に会社(または個人事業主)が採用している消費税の経理処理方式に対応しています。

国税庁のガイドラインによると、消費税の経理処理には以下の2つの方式があります。

1. 税抜経理方式(入力設定:外税)

取引金額を「本体価格」と「消費税額」に分けて経理する方法です。一般的に、会計ソフトで「外税」を選択すると、この方式で処理されます。

  • 特徴: 売上や経費の金額は「税抜」で計上され、消費税額は「仮受消費税等」や「仮払消費税等」という科目で別に管理されます。
  • メリット: 消費税分が損益(利益)に含まれないため、本来の経営成績を把握しやすいのが特徴です。
  • 決算時の処理: 預かった消費税(仮受)と支払った消費税(仮払)を相殺し、差額を納付または還付として処理します。

2. 税込経理方式(入力設定:内税)

取引金額を「消費税込み」の総額で経理する方法です。一般的に、会計ソフトで「内税」を選択すると、この方式で処理されます。

  • 特徴: 消費税額も売上や経費の金額に含まれます。
  • メリット: 入力時に税額を分ける必要がないため、直感的に分かりやすい場合があります。免税事業者は必ずこの方式になります。
  • 決算時の処理: 納付する消費税額は「租税公課(経費)」として処理し、還付される場合は「雑収入(収益)」として計上します。

「別記」とはどういう意味?

会計ソフトによっては、「外税」「内税」に加えて「別記」という選択肢がある場合があります。

これは一般的に、「外税(税抜経理)」の一種として扱われることが多い設定です。

  • 一般的な挙動: 税抜金額を入力し、消費税額が別途記載(別記)されている場合に使用します。
  • 外税との違い: ソフトによっては、「外税」は入力金額から自動で税額を計算するのに対し、「別記」は請求書等に記載された消費税額を手入力(または確認して確定)するモードとして区別されていることがあります。

※「別記」の具体的な挙動は使用している会計ソフトによって異なるため、ソフトのマニュアルを確認することをおすすめします。

比較まとめ:どちらを選ぶべき?

それぞれの違いを表にまとめました。

入力区分経理方式特徴こんな場合に選択
外税
(別記)
税抜経理方式税金を分けて管理する。
損益計算書に税金が含まれない。
・原則としてこの方式が推奨される
・正確な利益管理をしたい場合
内税税込経理方式税金込みで管理する。
損益計算書に税金が含まれる。
・免税事業者
・経理処理を簡易にしたい場合

まとめ:自社のルールに合わせて選択しよう

「外税」「内税」のどちらで入力すべきかは、そのレシートの表記ではなく、「あなたの会社がどちらの経理方式を採用しているか」によって決まります。

  • 会社が「税抜経理」を採用しているなら、入力は「外税(または別記)」
  • 会社が「税込経理」を採用しているなら、入力は「内税」

期中で方式を混在させると決算処理が煩雑になるため、基本的には期首に決めた方式で統一して入力しましょう。

もし自社がどちらの方式を採用しているか分からない場合は、前年度の決算書を確認するか、顧問税理士に相談することをお勧めします。

参考リンク