今年も、残りわずかとなり始めています。
そろそろ、確定申告などの準備を始めようと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今日は、スマホアプリでの納税に関するお話をしたいと思います。
⑴スマホアプリ納付とは
スマホアプリ納付は、国税スマートフォン決済専用サイトから「Pay払い」を選択し、民間業者が運営する納付受託者に納付を委託する方法です。この手続きにより、スマートフォンを使用して国税を納付することが可能となります。
⑵利用開始時期
令和4年12月1日から、e-Tax(国税電子申告・納税システム)を通じてスマホアプリ納付が利用可能となりました。これにより、e-Taxを利用して申告書や納付情報を送信した後、メッセージボックスに格納される受信通知からスマホアプリ納付の手続きが行えるようになりました。
⑶利用可能な税目と金額
スマホアプリ納付は、納付税額が30万円以下の場合に利用できます。ただし、利用可能な税目や詳細については、国税庁の公式サイトで確認することが推奨されます。
⑷利用手続き
スマホアプリ納付を利用するためには、以下の手順を踏む必要があります。
• e-Taxでの申告:e-Taxを利用して申告書や納付情報を送信します。
• 受信通知の確認:送信後、メッセージボックスに格納される受信通知を確認します。
• スマートフォン決済専用サイトへのアクセス:受信通知から「国税スマートフォン決済専用サイト」へアクセスします。
• 納付手続き:サイト上で必要な情報を入力し、Pay払いを選択して納付手続きを完了します。
なお、令和7年2月1日以降は、e-Taxを経由してアクセスすることが必要となります。
⑸注意点
• フィッシング詐欺への注意:スマホアプリ納付を装ったフィッシング詐欺が報告されています。公式サイトからのアクセスを心がけ、不審なメールやサイトには注意してください。
• 領収証書の発行:スマホアプリ納付では領収証書は発行されません。納付手続き完了後に送信されるメールや、利用したアプリの履歴で納付状況を確認してください。
• 決済手数料:スマホアプリ納付では、決済手数料はかかりません。ただし、利用するアプリによっては別途手数料が発生する場合がありますので、事前に確認してください。
⑹利用可能なスマホアプリ
スマホアプリ納付で利用できる決済サービスは、国税スマートフォン決済専用サイトで案内されています。主要なスマートフォン決済アプリが対応していますが、詳細は公式サイトで確認してください。
⑺その他のキャッシュレス納付方法
スマホアプリ納付以外にも、以下のキャッシュレス納付方法があります。
• 振替納税:事前に振替依頼書を提出することで、指定した預貯金口座からの口座引落しにより納付する方法です。
• ダイレクト納付:e-Taxを利用して申告した後、即時または期日を指定して預貯金口座からの振替により納付する方法です。
• インターネットバンキング:ペイジー対応の金融機関のインターネットバンキングやATMを利用して納付する方法です。
• クレジットカード納付:専用のWebサイトでクレジットカード情報を入力し、納付する方法です。
⑻まとめ
AmazonPAYにチャージして、30万円ずつ納税を繰り返すことで、クレジットカードのポイント還元を受けていたやり方ができなくなります。
今後は、e-Taxを経由しないとスマホアプリ納付ができなくなりますので、注意が必要です。