令 和 4 年 1 2 月 1 日 か ら 、スマホアプリで国税の納付が可能となりました。国税の納付手段を確認しつつ、スマホアプリ納付の概要をご案内します。
国税の納付
国税は、申告した納税額をその申告に係る納付期限までに自ら納付しなければなりません。下表Aの中から自ら選択して納付手続を行います。

納付手続別の利用割合
納付手続き別の令和3年度分の利用割合が、令和4年8月に国税庁から公表されています。これによると下表Bの通りです、キャッシュレス納付割割合は、32.2%でした。

スマホアプリ納付
国税の納付手続のうち、スマホアプリ納付は令和4年12月1日からスタートした、新しい納付手続です。
- 利用できるスマホアプリ
利用できるスマホアプリは、次の6つとなっています。
・PayPay
・d払い
・au Pay
・LINE Pay
・メルペイ
・AmazonPay
- 特徴
主な特徴は、次の通りです。
・一度の納付での利用上限金額は30万円※
※利用するアプリの設定上限により利用可能額が制限される場合あり
・決済手続き手数料不要
・事前の手続不要
・領収書は発行されない
- 手続の流れ手続の流れは、次の通りです。
①国税のスマートフォン決済専用サイトにアクセス
・e-taxを利用して申告した場合
メッセージボックスに格納される受信通知からアクセス
・国税庁サイトからアクセスする場合
②納付手続
- 決済専用サイトトップ
注意事項を確認し、「次へ」をタップ
- 支払い方法の選択
利用するPay払い(○○ペイ)を選択し、「次へ」をタップ
- 納付情報(氏名等)の入力
画面に従い氏名等を入力し、「次へ」をタップ
- 納付情報(税額等)の入力
画面に従い納税額等を入力し、「次へ」をタップ
- 入力内容の確認、納付
入力した内容を確認し、「納付」をタップ
→選択したPay払い(○○ペイ)が起動
- 完了
選択したPay払い(○○ペイ)にて支払(決済)後、「納付手続完了」画面が表示されたら、手続は完了
※一定の場合には納付情報が引き継がれるため入力は不要
参考:国税庁HP「[手続名]スマホアプリ納付の手続 リーフレット」一部編集
財務省は令和7年度までにキャッシュレス納付割合を40%とする目標を掲げています。スマホアプリ納付が追加されたことで、目標達成に近づくことはできるでしょうか。